ピアノを弾ける人も、弾けない人も、なぜか一度は弾いたことのある曲。
「ねこふんじゃった」
タイトル的にどうなのよというツッコミはさておき、この曲を知らない者はいないと思います。
これまでにも、何人かの子供たちに教えたことがありました。
そんな子供たちから長年、絶大な人気を誇るこの曲について書いてみようと思います。
いつの間にか弾けるようになっていた
思い返せば、私もいつの間にか弾けるようになっていました。
レッスンでガッチリと習ったわけではありません。
幼稚園〜小学校低学年の頃にクラスメイトが弾いていて、教えてもらって弾けるようになったという感じでしたね。
でも誰が教えてくれたのか、ちっとも記憶にありません。
楽譜が存在していたことにビックリ!
いつの間にか弾けるようになっていた、しかも楽譜を見ずに見よう見まねで弾けるようになっていた……。
そんな曲でしたから、楽譜というものがあるなんてこれっぽっちも思っていなかったんですね。
我が家に。(笑)
生徒ちゃんに弾かす曲を探して、自宅にある楽譜をペラペラと何気なくめくっていた時に発見。
思わず「え〜〜〜!」と叫んじゃいました。
「楽譜、あったんだ……」と。
作曲者不明なのか……
有名すぎる(?)曲にはよくあることですが、時々こういった作曲者不明っていうのがあるんですよね。
この曲もその一つのようで……。
日本では「ねこふんじゃった」というタイトルでお馴染みのこの曲も、世界に目を向けるといろんなタイトルで親しまれているようです。
……ってこの曲、日本だけじゃなかったのね。
世界中で約28種類の曲名がつけられている。宮本ルミ子らによれば、曲名にネコが含まれているのは日本の他、台湾、韓国、ルーマニア、ブルガリア、フィンランドである。
- ねこふんじゃった(日本)楽譜
- ねこのマーチ(ブルガリア)
- 猫の踊り(韓国)
- 子猫之舞(台湾)
- 黒猫のダンス(ルーマニア)
- 猫のポルカ(フィンランド)
- 犬のワルツ(ロシア)
- 犬のポルカ(チリ)
- 蚤(ノミ)のワルツ(ドイツ、ベルギー)
- ノミのマーチ(オランダ、ルクセンブルク)
- アヒルの子たち(キューバ)
- 三羽の子アヒル(キューバ)
- ロバのマーチ(ハンガリー)
- お猿さん(メキシコ)
- Kalle Johannson (スウェーデン)
- トトトの歌(イギリス、アメリカ)
- カツレツ(フランス)
- チョコレート(スペイン)
- 公爵夫人(デンマーク)
- 三女の足(デンマーク)
- 道化師ポルカ(アルゼンチン)
- 追い出しポルカ(マジョルカ島)
- 箸 -Chopsticks-(イギリス、アメリカ、カナダ、ハンガリー)
- 黒のメロディー(ユーゴスラビア)
- サーカスソング(イギリス、アメリカ、カナダ)
- 泥棒行進曲(中国)
まぁ選り取り見取り(笑)。
世界に目を向ければ、本当にいろんなタイトルがあるんですね。
♭が6つ!? 楽譜だけ見ると、難しそう……
いざ弾いてみると単純なこの曲も、楽譜にしてしまうと途端に難しそうになるというマジック。
そりゃ、子供たちが楽譜を見ずに見よう見まねで弾けるようになるわけですわ。
しかも、この曲を夢中になって楽しく弾く年代にはちょっと難しすぎるんでは……というような楽譜。
いったい誰がこの楽譜を見て弾くんだろう(笑)。
私の生徒ちゃんも現在ブームのようで
きっと学校でお友達同士、弾きあいっこするんでしょうね〜。
弾けるようになりたくて、「先生教えて〜!」とリクエストがありました。
ちょっとずつちょっとずつ、1フレーズずつ教えてあげましたよ。
さすがは子供。覚えるのが早い早い!
弾けるようになったら嬉しくて、バァ〜っと早く弾いてみたりと楽しそうでした。
まとめ
子供って本当に弾きたいと思っている曲は、親や先生が「練習しなさ〜〜い!」と言わなくても練習するんですよね(笑)。
でも先生としては、たまにはそういう曲もレッスンで取り入れてもいいんじゃないかなぁと思っています。
「楽しく」がモットーのお教室ですからね。
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